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ティーチングからコーチングへ!新入社員の育成で気を付けたい項目を解説

ティーチングからコーチングへ!新入社員の育成で気を付けたい項目を解説

「コーチングスキルを高めるべき理由」

「新入社員への仕事の教え方」

「新入社員教育に欠かせないフィードバック」

新入社員の育成はどこの会社であっても尽きることのない悩みの種であると思います。研修をしても期待通りの成長がなかなか見られないことや、仕事に対しての意欲やモチベーションが感じられない場合も出てくると思います。

育成の仕方はその人によって異なりますが、一方的に答えを教える形式であるティーチング的な育成方法よりも、対話を通して一緒に答えを考えるスタイルであるコーチング方式の方が新入社員の育成上、成長速度が速くなることが知られています。

もちろん、ティーチングも大切です。

予め答えが用意されており、仕事上身に付けなくてはいけない業務スキルは一方的に詳しい人から教わった方がよいです。しかし、仕事そのものに対する考え方、仕事とはそもそも何なのかというような、明確な一つの答えがない問には一緒に悩んで考えてあげるコーチングの方が好ましいです。

コーチングとティーチングを使い分けた新入社員育成ポイントを書いていますので、参考にしてください。

コーチングのスキルを高めるべき理由

会社の中の組織構造では、上司の指示は部下にとって絶対的なものとして映ります。しかし、その上司の指示も、部下が本心から納得して意味を理解していない場合には、ただやっているだけの作業と化してしまいます。

このような状態を回避するために必要になるのがコーチングです。コーチングをすることで、自分が行っている仕事の意味・目的が見えてくるようにもなります。

コーチング

ティーチングとは

ティーチングとは学校の先生が生徒たちを前に授業を行うように、予め答えのあるものを一人の専門家が全体に答えを教えてあげる教育形式です。一人の専門家の持っている知識や技術をすぐに全体に共有できるという点でメリットがあります。

デメリットとしては指導している側からの一方的な指示伝達になることが多く、受講者の考えはそこに反映されにくくなることです。

仕事上必要な業務知識やスキルは、ティーチングによってすぐに底上げを図ることができます。

コーチングとは

 

コーチングとは受け手がコーチとの対話を繰り返しながら自分で答えを発見するように導いていく育成の方法です。

ティーチングとは異なり、コーチングを受ける側とコーチをする側が双方向にコミュニケーションを取ることができます。

さらに、コーチングは受け手自身の中に答えが眠っていることが前提に行われますので、コミュニケーションを取りながら、その答えを引き出してあげることがコーチンの役割とも言えます。

双方の人間関係をしっかりと構築させていき、答えを教えるのではなく、その答えに自分でたどり着けるようにアシストしてあげることが大切です。

自分で見つけ出した答えは、他の人から一方的に伝えられた答えと違い、腑に落ちて納得しやすく、記憶にも刺さりやすいので、モチベーションの維持にも期待ができます。

メンタル面も含めた育成にもつながるのです。

コーチングスキルは共有しながら伸ばす

ティーチングでは指導する側と指導を受ける側で上下関係が明白です。コーチングでも上司と部下の関係は残りますが、コーチ担当者も気付かされる部分が多く出てくるのが特徴です。

コーチングの方法は、相手の数だけ生まれてくるでしょう。このやり方が正解というようなことはありません。

多くの人とコミュニケーションを通しながらコーチングをすることによって、「このようなタイプの人はこうした方がよい」などの方向性の型が見えてくることもあります。

コーチングのスキルは社内全体で、上司や部下の垣根を超えて共有しておけると社内での部下育成における財産にもなります。

コーチングのメリット・デメリット

コーチングにもメリット・デメリットがあります。メリット・デメリットを把握することでティーチングとの使い分けができると、育成の効率にも期待できそうです。

コーチングのメリット

  1. 考える力が付く
  2. 受け手に一定の仕事スキルがあるときに有効

コーチングのデメリット

  1. 時間がかかる
  2. 仕事のスキル・技術的側面の育成には効果はない

新入社員への仕事の教え方

見て学ばせる時もあれば、指示をしたり、実際にやってもらったりしながら教えることも多いでしょう。 新入社員の育成全般に関わってくることですが、何を伝えるかよりも、どのように伝えれば伝わるかを気にしながらコミュニケーションを心がけるとよいです。

また、言葉で伝えきることができないものである場合には、自らが新入社員の前で行動を示すことも重要です。仕事の内容や仕事を教える相手に応じてその使い分けを考えてみてください。学生時代にアルバイトとして仕事をしてきた新入社員も、社会人として仕事をとらえきれていない場合もあります。

価値基準の水準を引き上げていくことも育成の上で外せない要素です。

育成

仕事とは何か?

「仕事とは何でしょうか」、このような問いかけは新入社員研修のマインドセット時に多くの企業が問いかけるでしょう。明確な答えは決まっていませんが、このような問いに対して、自分で考えて答えを導く過程はとても重要です。

新入社員が仕事をする意義を、他者から与えられるのではなく、自分で見つけられると仕事に対する意欲や熱意が変わってきます。

ビジネスの本質にもつながっていくこの問いかけにどれだけ真摯に向き合うことができるかで今後の成長に差が出ることもあります。

仕事と作業を区別させる

学生時代のアルバイトは仕事というよりも作業的な意味合いが強かった人も多くいそうです。仕事では、何が重要で何が不要であるのかを常に考えながら、売上や利益を上げていくことが重要になります。

言われたことを単純作業としてこなすだけでは、仕事としては不十分です。 そのためにも、自分で考えて答えを導き出す訓練は大切なのです。指示されたことを確実にこなすことも重要ですが、指示されたこと以外にも具体的な提案ができるかどうかも重要な要素なのです。

新入社員の方には、仕事と作業の違いを理解してもらうことが初期段階で必要です。

仕事を少なくさせることも上司の役目

部下が仕事と作業の区別ができるようになると、上司が気を付けるべきことがあります。

それは、仕事をいたずらに増やしていないかどうかということです。

上司が部下に多くの仕事をお願いすればするほど、部下は「この仕事は本当に必要なものなのか」疑いを持つかもしれません。

それゆえ、上司が部下に仕事をお願いする時にはその仕事の意味をしっかりと伝えられることが条件です。仕事をお願いする側がそもそも必要性を感じてない仕事を部下に依頼してしまうと、部下もその様子を感じ取ります。

自分でやりたくないから人に押し付けていると感じられてしまっては、今までの研修・教育・コーチングが壊れてしまいます。

仕事を減らしていくことも上司にとって大切な役目なのです。

新入社員教育に欠かせないフィードバック

部下、新入社員の仕事一つ一つにフィードバックはできているでしょうか。成長意欲が高い部下の育成に欠かせないのがフィードバックです。方法はその人の性格に応じて考えていくことが必要ですが、仕事に対するリアクションが何もない状態では無気力に陥りやすくなります。

仕事に対するフィードバックの基本的な内容を確認していきます。

フィードバック

新入社員の教育は褒めることからスタート

無理せずに自然な形で褒めることから新入社員の教育はスタートします。たとえ、仕事でよくないところがあったとしても、良い点も必ず伝えるようにしましょう。

指摘だけになってしまうフィードバックは禁物です。

良い点は継続してもらい、悪い点は何が悪かったのか、それをしてしまうとどのようなことになってしまうのかをしっかり考えてもらうことが大切です。

悪かったところも、上司から悪かった点を指摘して終わるのではなく、自分で考えてもらうようなコーチング機能が入っていると一層よいです。

新入社員に伝わる語彙の選択

フィードバックをするときには上司が専門用語や語彙力の豊富さを誇示するような方法は望ましくありません。

部下、新入社員の目線になって、どのような語彙を選択してフィードバックをする必要があるのか、適切な判断が求められます。

新入社員への仕事のフィードバックは仕事の一環であって、上司の感情のはけ口ではないことを理解しておかなくてはいけません。

新入社員との世代間ギャップはコミュニケーションで解決

新入社員とベテラン社員の間ではジェネレーションギャップがどんどん開いていきます。

一昔前の考え方は今の新入社員には通用しないことが多々あります。

自分の仕事の方法が絶対に正しいという価値観は据え置きにして、新しい考え方を取り入れる努力も必要かもしれません。

そのためにもコミュニケーションは大変有効なツールです。

自分たちの考え方も知ってもらい、相手の考え方も知ることで、お互いの価値観の違いが分かるからです。

どちらかの価値観に統一する必要はありません。

ただ、その価値観を知っておくだけでも、どうしてこの人がこのような発言をするのか、行動をするのかの背景が読めてくることがあり、一緒に仕事をする上では、この理解が重要です。

まとめ:コーチングとティーチングで効よく教育

新入社員・部下の教育は企業の永遠のテーマかもしれません。

コーチングとティーチングを使い分けることで効率よく教育をすることも考えていけるとといでしょう。

新入社員のマインドセットは社会人になってからの最初の壁です。学生の頃の価値観のまま社会人になってしまう人が多くいますが、仕事とは誰かのためになっていなくてはなりません。

自分のことだけを考えてしまうようなマインドセットでは仕事ができるようになるのは難しいのです。

仕事の価値観のパラダイムシフトも重要な企業研修テーマの一つです。

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