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集合研修とはどんな内容?メリット・デメリット、オンライン研修との違いも紹介

集合研修

「集合研修とは」

「オンライン研修との違いは?」

「集合研修のメリットとは?」

企業内で実施される研修の一般的なスタイルが集合研修です。同じ会場に複数名の受講者が一同に集まる集合研修は、ロープレやケーススタディなどが実施できるため、実践的な内容を学べる研修といえるでしょう。また、受講者同士がコミュニケーションをとれるので、関係性の構築はもちろん、それぞれが刺激しあい成長につながる点もメリットです。

一方、最近はオンライン研修も増えており、集合研修と使い分ける企業も増えています。しかし、両者を使い分けるためにはそれぞれの特性の理解が欠かせません。

そこで今回は、集合研修とオンライン研修のメリット・デメリットや違いについて解説します。

集合研修とは

集合研修とは、講師が複数の受講者に直接教えるスタイルの研修で、「集合型研修」とも呼ばれています。社外外研修や異業種交流研修などバリエーションが豊富な点が集合型研修の特徴です。また、グループワークやロールプレイング演習など、学習の万能性が高いため、新入社員研修のカリキュラムとして利用する企業も多いでしょう。

なお、新入社員研修については、以下の記事でも詳しく紹介しているので参考にしてみてください。

新入社員研修に内容や目的とは!カリキュラムの種類や進め方、注意点などを紹介(←記事のURLが決まったらアンカーテキスト化してください。)

集合研修のメリットは3つ

集合研修には多くの実施メリットがあります。代表的なものは以下の3つです。
メリット

1. 受講者のモチベーションアップが期待できる

1つの会場に複数の受講者が集まる集合研修では、同じ目的を持つ者同士で刺激しあえるためモチベーションアップが期待できます。また、ロープレやグループワークなどを通じてコミュニケーションが活性化すれば、受講者同士の関係性性向上やチームビルディングにもつながる点がメリットです。

2. 業務ですぐに役立つスキルが身につく

集合研修では、複数の受講者が参加している利点を活かしたロープレやケーススタディなどが実施しやすいという特徴があります。そのため、業務に使えるスキルが身につきやすい点がメリットです。また、研修の内容に不明な点があったり、疑問があったりした場合は、すぐにその場で質問できるためスキルや知識を体得しやすい点も特徴でしょう。

3. 講師からのフィードバックで気づきが得られる

集合研修では受講者が適宜、講師からのフィードバックが受けられます。そのため、受講者が気付きを得て成長しやすい点がメリットです。集合研修では座学で学んだスキルや知識をグループワークなどで実践する機会が設けられるケースが多く、第三者目線で指摘が受けられるため、間違った状態でスキルや知識を体得するリスクも回避できます。

集合研修のデメリットは2つ

メリットの多い集合研修ですが、当然デメリットもあります。人事担当者は実施前に必ず確認しておきましょう。

コストが高くなりがち

集合研修は多くの参加者が通常業務を離れる必要があるため、人件費が高くなる点がデメリットです。集合研修を外部の会場で実施する場合や外部講師を手配する場合には、さらに多くのコストが必要になります。また、会場へ行くまでも交通費なども考慮しなくてはいけないので、社内会議室を積極的に活用するといった工夫も必要です。

調整に時間がかかる

集合研修は大勢の参加者のスケジュールを調整する必要があるため、調整に時間がかかる点がデメリットです。部署ごとに業務の繁忙期が違うケースもあるので、すべての受講者の都合に合わせられない場合もあるでしょう。また、集合研修の企画や運営を内製する場合には、研修のカリキュラム策定などにも多くの時間が必要です。

オンライン研修とは

オンライン研修とはインターネットを介して、受講者がパソコンやスマートフォンなどを活用して受講する研修です。新型コロナウイルスの影響もあり、近年オンライン研修を実施する企業が増えています。集合研修などリアルな研修とは違ったメリットもあり、人事担当者は適宜2つの研修を使い分けることが求められます。

オンライン研修は2種類

オンライン研修はライブと録画の2種類があります。

まずライブのオンライン研修とは、ZoomなどのWeb会議システムを活用し受講者がパソコンやタブレット、スマートフォンなどで受講するスタイルの研修です。講師と受講者、また受講者同士がオンライン上でコミュニケーションできるため、ちょっとしたグループワークなども実施できます。

次に録画のオンライン研修とは、事前に収録した研修内容を受講者がパソコンやタブレット、スマートフォンなどで視聴するタイプの研修です。基本的に録画された授業を見るだけなので、グループワークや講師へリアルタイムに質問することはできません。

オンライン研修のメリットは2つ

集合研修などのリアル研修にはない、オンライン研修ならではのメリットは大きく2つあります。それぞれのメリットを活かし、適材適所で活用するとよいでしょう。

1. コストが抑えられる

オンライン研修のメリットは、なんといっても研修にかかるコストを安く抑えられる点です。講師が講義を行って配信できるだけのスペースを確保すればよいので、集合研修のように大きな会場を押さえる必要がありません。さらに、録画の場合は一度収録さえしてしまえば何度もコンテンツを活用できるため、大幅にコストが抑えられる点がメリットです。

2. 受講者の都合に合わせやすい

オンライン研修はライブ、録画ともに、受講者が自宅などから受講できるため、移動する手間がなく、気軽に受講できる点がメリットです。さらに、録画であれば受講者の空いた時間に受講できるため、仕事が空いた時間などに無理なく受講できるでしょう。

オンライン研修のデメリットは2つ

利便性のよさがメリットのオンライン研修ですが、以下2点のデメリットがあります。どのような内容か理解し、集合研修との使い分けポイントを見極めましょう。

1. 座学中心のため実践的なスキルが身につかない

オンライン研修は、基本的に受け身の座学が中心になるため、実践的なスキルを身につける研修には不向きです。そのため、集合研修を補完する形で活用するのがよいでしょう。また、録画の場合は受講者が個人で学習を進める必要があるため、個々のレベル差が大きくなりがちな点もデメリットです。

2. 学習のモチベーション維持が難しい

オンライン研修は自宅などで受講するケースが多いため、周囲の目がないこともあり受講者の気が緩みやすい点がデメリットです。そのため、受講者にはカメラONの義務化や、定期的な声掛けやグループワークをカリキュラムに組み込むといった工夫が必要でしょう。特に録画の場合は、さらにモチベーションの維持が困難になるので注意が必要です。

集合研修とオンライン研修を効率よく実施する方法

集合研修とオンライン研修のメリット、デメリットを踏まえ、費用対効果の高い研修を実施するためのポイントを紹介します。

状況に合わせて使い分けるのが大事

集合研修とオンライン研修にはそれぞれメリット、デメリットが存在するため、人事担当者には両者を適宜使い分ける必要があります。そこで、多くの企業がブレンディッドラーニング(blended learning)という手法を活用し、研修の効率化を実現しています。

ブレンディッドラーニングとは、種類が異なる学習方法を組み合わせる(blended)ことで、高い効果を実現するための研修手法です。集合研修の実施前後のフォローにオンライン研修を組み合わせる手法などが、一般的に活用されています。

集合研修とオンライン研修組み合わせた事例は以下の通りです。

・録画版オンライン研修(集合研修の予習)→集合研修→録画版オンライン研修(集合研修の復習)

・集合研修→録画版オンライン研修(集合研修の予習)→ライブ版オンライン研修または集合研修(集合研修の疑問点を解決)

・録画版オンライン研修(集合研修の予習)→集合研修→OJT

・録画版オンライン研修(集合研修の予習)→集合研修→ライブ版オンライン研修またはリアルなフォローアップ研修

専門の業者や社外研修の活用も視野に入れる

コストの抑制や調整時間を短縮するために、研修の内製する企業が増えています。しかし、人事担当者だけで研修カリキュラムや実施方法などをすべて検討するのは困難なので、外部の専門家を有効活用することも視野に入れるべきでしょう。専門家に相談しながら自社にとって最適な研修方法やカリキュラムを作るノウハウを蓄積した後、内製化を進める方法がおすすめです。また、社外研修でプロの講師による質の高い研修が実施することで、受講者のスキルアップにもつながるので、こちらも併せて検討しましょう。
キャリアウーマン

まとめ:集合研修とオンライン研修のハイブリッドがおすすめ

集合研修とは、講師が複数の受講者に直接教えるスタイルの研修で、実践的なスキルが学べる点や受講者のモチベーションを高められる点がメリットです。一方、オンライン研修はライブと録画の2種類があり、受講者の都合に合わせやすくコストを安価に抑えられるなど、集合研修にはないメリットがあります。

ただし、両者にはそれぞれコスト面、効果面においてデメリットもあるので、ブレンディッドラーニングの手法を活用し、集合研修とオンライン研修のメリット、デメリットを考慮しハイブリッドで進めるのがおすすめです。また、人事担当者だけで集合研修のカリキュラムなどをすべて調整するのは困難なので、専門家に相談することも選択肢に入れておきましょう。

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