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モチベーションを上げるには?「やる気」を科学する

「モチベーションを上げる2つの要素」

「やる気・モチベーションを上げる一工夫」

「個性に対応するモチベーションの上げ方」

あらゆる人の課題でもあるモチベーション。
日によってモチベーションがあったり、なかったりするようでは、仕事にもプライベートにも影響を与えてしまいます。
モチベーションをコントロールするのが上手い人がいる一方で、その場その場で常に気分に流されてしまうような人もいます。

自分の性格と相談することにもなりますが、モチベーションをコントロールすることは仕事で成功するためには必要不可欠です。
色々な工夫を経て、モチベーション・やる気をコントロールする方法を少しずつ身に付けておくことは社会人としては必須の項目かもしれません。

入社したときには、「仕事をたくさん覚えて会社に貢献する」「自分のスキルを高めて誰にも負けないようにする」といった、やる気に満ちていたものの、
時間の経過とともに、このような情熱が失われてしまった社会人も多いのではないでしょうか。

もう一度、モチベーションを立て直すことで、日々の仕事へ新鮮な風を吹き込ませることもできます。
やる気を上げるための工夫について少しだけ紹介したいと思います。

モチベーションを上げる2つの要素

モチベーションを本格的に上げていく前に、モチベーションには種類があることを知っておきましょう。
モチベーションには「外的モチベーション」と「内的モチベーション」という2種類があります。

どちらも大事ですが、やる気を持続させるという観点では内的モチベーションの方が大事です。

外的モチベーションと内的モチベーションについて詳しく見ていきます。

外的モチベーション

外的モチベーションとは、外部から与えられる報酬を目標とした動機のことです。

少し難しい仕事を頼み、これができたら、給与を何パーセントかアップさせるとか、報酬として5万円が支給されるというように、いわゆる「もの」で行動をするのは、外的モチベーションの原理が働いているからと言えます。

上司が部下に対して、少し難しい課題を提示するときや、緊急で何かをお願いしたいが、引き受けてくれる人が誰もいないときなどに使われる手法になります。
外的モチベーションによる行動喚起は、即効性はありますが、持続性が弱いのが特徴です。

金銭や報酬を受け取ったら、それで終了となるケースが多く、報酬がもらえなくなった瞬間に、やる気も下がっていくのが普通です。
また、企業側としても毎回のように報酬を支払うことを定常にしてしまうと、それができなくなったときには不満につながる可能性もあります。

従業員としては臨時の収入は嬉しいことではありますが、恒常的な仕組にできない場合には、緊急時にのみ外的モチベーションを刺激することがよいかもしれません。

内的モチベーション

外的モチベーションとは対極にあるモチベーションになります。
内的モチベーションは外部から与えられる金銭・報酬を目的とせず、自分の中にある精神的な欲求を満たすために行動を起こす動機となるものです。

例えば、
「仕事を上達させることによって周囲から感謝されるような存在になりたい」
「何かができるようになった時の達成感を味わいたい」
など、人によって様々な動機があるかと思いますが、興味・関心の度合いによって、内的モチベーションが機能するかどうかが決まります。

毎日続けているような趣味がある方は、その趣味を行うことによって特別な報酬がもらえなかったとしても継続することでしょう。
それは、単純にその趣味が好きで、楽しいからではないでしょうか。
そこに理由など必要ないのです。
個人的に好きなもの・楽しいもの・興味のあるものであれば、金銭的な報酬とは無関係に継続することが可能です。

内的モチベーションは個人の好き・嫌いに大きく影響するため、一様に、「これをやれば内的モチベーションが高まる」と言い切ることはできません。
しかし、内的モチベーションは長期間持続させることもできるので仕事で発揮することができれば、大きな力となります。

内的モチベーションの重要性と高め方

内的モチベーションが重要な理由は、持続性があるからです。
社会人として組織で長く働くことを前提に考えるのであれば、モチベーションを維持できる従業員は財産です。
内的モチベーションをコントロールできる従業員が増えれば、早期退職などの他の問題の解決も期待できます。

やる気を上げるための決まった方法はありませんが、個人の性格・タイプに応じた対応方法が心理学者の研究によって少しずつ分かってきています。
どんな性格なのかを知ったうえでモチベーションの高め方を探していきましょう。

◆強い刺激を求めるタイプ
自分が知らないこと、常に新しいことを求めるタイプです。
新しい仕事を与えることによってモチベーションが維持されるかもしれません。

◆自分ができることとできないことの半々を望むタイプ
少しわがままな感じですが、自分がまったく経験したことがないものはやりたくないが、できることばかりだとつまらないと感じるタイプです。
できることを少しずつ増やしてあげるような育成が必要になるかもしれません。
長期的な目線で育てるという観点が大切なタイプです。

◆運動機能向上タイプ
デスクワークの仕事では少し難しいかもしれませんが、筋トレや運動機能を高めることにモチベーションを感じるタイプです。
筋トレを極めている人たちの間では、一種の中毒性が筋トレにはあると言われることがありますが、それがこのタイプです。

やる気・モチベーションを上げる一工夫

やる気・モチベーションを上げるための具体的な工夫の仕方について考えていきましょう。
個人差がありますので、無理にこれらを実行する必要はありませんが、試してみて、「いつもと変わった」となれば、何かのヒントになるかもしれません。

達成感を上げるカウントアップ方式

仕事を開始する前に、やることリスト(To Doリスト)を作成し、仕事が片付いたら斜線で消していく。
このような仕事のやり方を教わり、実行している方も多いのではないでしょうか。
実際に、やるべきことが見えていて、何をすればいいのかが分かりやすいので、お奨めの方法の一つです。

しかし、やるべきことが毎回のように終わらずに自分は仕事ができないと思い込んでしまう人もいるようです。
そんな時には、カウントアップ方式を採用してみてはいかがでしょうか。

カウントアップ方式とは、その日に行った業務・仕事を追加しながら記載していく方法です。
To Doリストから、やった業務を消していくのではなく、追加していきます。
To Doリスト自体は作成しておき、達成した項目だけを他の用紙に追加して書き込んでいく方法を取れば、やるべきことも見失わなくて済みます。
たったこれだけの工夫ですが、いつもと違う新鮮な感じが味わえます。

「やる気」をコントロールする習慣

理由は分からないが、何となくやる気が上がらないと感じる日もあるのではないでしょうか。
そんな時には、その原因を探すのではなく、自分の中でやる気になれるような習慣を一つ作っておくことをお奨めします。

例えば、仕事で行き詰まってモチベーションが下がり始めたと感じたらランニング・筋トレなど、体を動かすことを始めてみるという具合です。
仕事中に本格的なランニングや筋トレは難しいかもしれませんが、外の空気を吸ってリフレッシュすることぐらいならできるのではないでしょうか。

大切なことは、そのままの状態のまま仕事を継続させないことです。
行き詰まったときこそ、焦って目の前のことに真剣に取り組んでしまう真面目な性格が災いして、悪循環となることも考えられます。
体を動かすことだけでなくても、自分で「やる気」をコントロールするような勝負習慣を作りましょう。

根性論に逃げないモチベーションの管理

「やる気」をコントロールする習慣を作りましょうと言いましたが、根性があれば大丈夫と言う方もいるかもしれません。
一昔前までは根性論が流行っていましたが、今では根性論は「逃げ」と揶揄されるようにまでなりました。

根性論よりも論理的に考えて上手くいく方法を探していくことの方が仕事・ビジネスで成果を上げるためには必要なのです。

山奥で人のいない所にお店を構え、やる気や根性で売上を伸ばせと言う人はいないはずです。
極端な例ですが、同じことです。

やる気や根性論に頼ったモチベーションの管理から、冷静に自己分析をしましょう。
モチベーションが気分によって左右されない方法を論理的に思考していくことが重要です。

個性に対応するモチベーションの上げ方

モチベーションを上げるためのタイプを先ほど少し紹介していますが、もう少し掘り下げてみます。
自分や部下がどのタイプに近いのかを分析すると、モチベーション維持・向上のヒントになるかもしれません。

分類①:達成や効率がモチベーションになる

仕事を達成することや業務を効率化する方法を発見することによってモチベーションが上がる人もいます。
普段何気なくやっているルーティンのような仕事をでも、自分で効率の良い発見をする、あるいは発見するまでの過程を楽しむことができる人たちです。
このタイプの人は、大きくモチベーションを下げることは基本的にはありません。
プライベート面でのモチベーションまでは分かりませんが、淡々と業務をこなすことができる、このタイプの人材を企業はしっかりと確保しておきたいところでしょう。

分類②:競争に勝つことがモチベーションになる

誰かと競争をすることでモチベーションを維持できるタイプの人です。
良い意味での切磋琢磨であればいいですが、競争が行き過ぎて相手の足の引っ張り合いをするようでは問題になりかねません。
適度な競争心をもつことでモチベーションが上がる人の場合には、周囲に少し仕事ができる人がいれば、自分から目標設定をして成長してくれるかもしれません。

分類③:平和であることがモチベーションになる

分類②のタイプとは正反対です。
衝突することを嫌い、周囲からはみ出すことをせずに、何事もなくその場を過ごしていきたいタイプです。
大きな波風さえ立たなければ、必要最低限の仕事はしっかりとこなしてくれる人が多いようです。

分類④:分析することがモチベーションになる

日本人に多いのがこのタイプです。
しっかりとした見通し、安全性が確保されてからでないと行動に移すことができないタイプになります。
このタイプの人を動かすためには、これから行うことが安全であること、必要であることをしっかり説明し、納得してもらわなくてはいけません。
また、焦らせることは本人のモチベーションの低下につながります。

まとめ:やる気の管理と向上は自己分析から

やる気・モチベーションを管理するためには、その人がどういう人間で、どういう性格をしているのかと大いに関係があります。
根性論ではなく、しっかりとした分析に基づいて、モチベーション管理の方法を考えることが大切です。

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