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不機嫌ハラスメントとは何?職場で発生する原因や対策なども紹介  

不機嫌ハラスメント

「不機嫌ハラスメントとは?」

「何がフキハラに該当するの?」

「職場で不機嫌ハラスメントが起こる原因とは」

最近「フキハラ」というワードが話題になっています。「フキハラ」とは「不機嫌ハラスメント」のことで、多くの企業で問題視されている状況です。

しかし、最近は「〇〇ハラ」という言葉がたくさんあるので「どんなハラスメントなの?」という方もいることでしょう。そこで今回は、不機嫌ハラスメントがどのようなものか解説しつつ、発生原因や職場での対策について紹介します。

不機嫌ハラスメントとは

コンプライアンスの強化が求められる昨今、具体的にどのような行為が不機嫌ハラスメントに該当するのか、経営者から一般社員まで全員が把握しておくべきでしょう。不機嫌ハラスメントに該当する行為や、周囲に与える影響について解説します。

不機嫌ハラスメントとはどんなハラスメントなのか?

不機嫌ハラスメントとは俗に「フキハラ」と呼ばれるもので、不機嫌になった方の態度や言動などによって、周囲のスタッフに悪影響を及ぼすハラスメントです。不機嫌になっている方に対して周囲のスタッフが気を使ったり、遠慮したりするため、人間関係のトラブルに発展するケースもあります。

例えば、自分の上司や先輩が不機嫌そうな顔でずっと黙っている姿を想像してみてください。なかなか声をかけづらい雰囲気になるかと思います。もちろん、人間誰にでも機嫌が悪くなる日はあるでしょう。しかし、こうした状況が慢性的に続く場合は、不機嫌ハラスメントを疑う必要があります。

不機嫌ハラスメントが職場に与える悪影響とは

不機嫌ハラスメントは職場にさまざまな悪影響を与えます。

まず、不機嫌そうな態度でずっと黙っていられると、周囲のスタッフは「怒っているの?」「私が悪いの?」「何が原因なの」など、その方に対して気をつかわなくてはいけません。また、不機嫌ハラスメントがまかり通っている職場では、周囲のスタッフが不機嫌になるだけでなく、同じような態度をとるスタッフが増える可能性が高いでしょう。

不機嫌ハラスメントは、周囲のスタッフにも広がりやすいハラスメントです。そのため、早めに対策を打たないと、部門やチーム全体の生産性低下にもつながりかねません。

不機嫌ハラスメントの具体事例

「どんな行為が不機嫌ハラスメントに該当するの?」という疑問に答えるために、具体的な事例をいくつか紹介します。

無言のプレッシャー

不機嫌そうな顔のまま、ずっと黙っている無言のプレッシャーは、不機嫌ハラスメントの代表的な事例です。無言のプレッシャーを放つ方は基本的に何も言わないため、周囲のスタッフに具体的な指示をすることもありません。そのため、どのように対処したらよいか分からず、周囲のスタッフを困惑させるというデメリットが生じます。

業務の遂行に悪影響が出ることも多いので、早めに対処する必要があるでしょう。

特定の相手に対してだけ攻撃的

機嫌が悪くなると、自分より立場が下のスタッフに対して当たり散らす行動も、不機嫌ハラスメントに該当します。また、このケースの厄介なところは、特定のスタッフだけに対して不機嫌さをあらわにし攻撃的になる点です。なお、不機嫌ハラスメントの被害にあいやすいのは、立場が弱い方や不機嫌な態度をとっても反抗しなさそうな方が多いようです。

つまり、一方的に攻撃できる対象を選んでハラスメントを行っていることになるため、非常に悪質だといえるでしょう。

不機嫌ハラスメントの発生原因として考えられるもの

一見、非常に子供じみた態度にも見える不機嫌ハラスメントは、いったい何が原因で起こるのでしょう。考えられる原因を挙げてみました。

相手を支配したいという感情

一方的に相手を攻撃する不機嫌ハラスメントは、相手のマウントをとりたいという支配欲から発生する可能性があります。相手を自分の思い通りにするために、不機嫌というネガティブなパワーを活用するわけです。

つまりこのケースでは、相手をコントロールしたいという感情が不機嫌というツールを利用させるものだと考えられます。

相手にかまってもらいたい感情

「誰かにかまってもらいたい」という感情から、不機嫌ハラスメントに発展する場合もあります。「今、私は不機嫌ですよ」という態度をアピールすることで、周囲のスタッフに気づいてもらうことが目的です。

つまり、誰かに自分の機嫌をとってもらいたいという、いわゆる「かまってちゃん」的な感情が原因になることも、不機嫌ハラスメントの特徴といえるでしょう。

ストレス

ストレスが不機嫌ハラスメントの原因になる場合もあります。ストレスによるイライラが原因で不安的になり、精神的な余裕がなくなるためです。例えば「仕事でまったく成果が上がらない」「一生懸命努力しているのに成果に結びつかない」と感じる方は、追い詰められて精神的な余裕がなくなります。

そのため、周囲のスタッフに不機嫌な態度をとることが増え、不機嫌ハラスメントに発展する可能性が高いでしょう。

体調不良

寝不足や過労、または病気などが原因で、不機嫌ハラスメントが発生する場合があります。過度な疲労や精神的な負担が続くと、肉体的にも精神的にも疲れ果ててしまい、周囲のスタッフへの配慮ができない状態になるからです。

例えば、長時間残業が続く職場や、なかなか休みが取れないような職場では、このタイプの不機嫌ハラスメントが発生する可能性があります。対象となるスタッフに休養をとらせたり、職場環境を改善したりすることが必要です。

職場の不機嫌ハラスメント対策

不機嫌ハラスメントを職場からなくすためには、対象者に自分が加害者であることを理解してもらい、改善してもらうことが一番です。しかし、上司や先輩などが不機嫌ハラスメントの加害者になっている場合は、なかなか対応が難しいでしょう。

そのような状況で不機嫌ハラスメントが発生した場合には、大きく以下2つの対策が考えられます。

上司の上司へ直訴する

自分より目上の方から不機嫌ハラスメントを受ける場合は、まず上司の上司に相談しましょう。加害者に直接注意してもらうことで、改善につながる可能性があります。また、業務の指示系統を見直してもらうように、調整をお願いすることもひとつの方法です。

例えば、係長なら課長以上の方、課長なら部長以上の方といったように、不機嫌ハラスメントの加害者よりも立場が上の方に対処をお願いするのが一般的な対策といえるでしょう。また、人事部門の担当者などに相談してもよいかもしれません。

配置転換を依頼する

加害者本人に指導した結果、それでも不機嫌ハラスメントが改善されない場合は、部署移動による配置転換を視野に入れる必要があるでしょう。この場合、被害者が異動するケースと、加害者が異動するケースが考えられます。

前者の場合は、人事部門などに事情を説明し、自部門の上司に異動願いを出して対応を待ちましょう。また、後者の場合は、異動先の部署で不機嫌ハラスメントが再発するリスクがあるため、該当部署の上司との調整も必要です。

周囲に広がる前に早めの対策が必要

不機嫌ハラスメントは周囲のスタッフに伝染しやすいため、早めの対処が必要です。また、研修などを活用して、そもそも不機嫌ハラスメントを起こさないような職場環境の整備やスタッフの育成も平行して進める必要があります。

しかし、研修を実施してもなかなか効果が現れないため、苦労されている方も多いでしょう。そこで、おすすめしたいサービスがHUB on(ハブ オン)です。

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